キャンピングカーは100人に1人の時代に

キャンピングカーは100人に1人の時代に

◾️登録台数12万台を超える

登録台数12万台を超える

国内のキャンピングカーの登録台数が12万3,504台と前年から5,229台、4.4%の増となった。
日本自動車検査登録情報協会によると、2024年3月現在、車検上8ナンバー(改造車)の「キャンピング車」で登録されている車両が12万台を超えたことがわかった。(8ナンバー以外のキャンピングカーは含まず) 

キャンピングカーはコロナ禍でも家族だけで旅行ができるツールとして注目される一方、海外での戦争などの影響でパーツや車両の調達が滞るなどの影響も出ていたが、2024年はこれまでに引き続き堅調に台数を伸ばした。

◾️キャンピングカー保有率はおよそ100人に1人

地域別でキャンピングカーの保有台数を見ると1位が北海道で1万1,407台、続いて2位東京都、3位埼玉県、4位神奈川県、5位千葉県と続く。北海道の他は関東を中心に人口が集中するエリアが上位を占めている。
この台数から都道府県別で100人あたりのキャンピングカー保有率を見ると、全国平均では100人につき0.99人、およそ100人に1人という数値となった。100人あたりの保有率を都道府県別に見ると、1位は兵庫県の4.05台、2位は長野県の3.16台、3位が北海道となっており、保有台数の順位と大きく異なる。

キャンピングカーは車両価格が乗用車より高いことの他、「キャブコンタイプ」と呼ばれる中型サイズ以上の場合、日常の足としてもう1台のクルマと駐車場が必要となる。こうした条件に合っている地域の保有率が高くなっていると見られる。
物価が高騰する中、販売価格も上がっているキャンピングカー。一方でインバウンド需要などを見込みレンタカーは全国各地に拡がり、その存在は以前よりも格段に身近な存在になっている。こうした状況を見てもキャンピングカー今後もその普及が見込まれる。

日本オートキャンプ協会 編集部