2023年キャンプ場人材・求人に関するアンケート集計結果
全国キャンプ場の人材募集・雇用状況に関するアンケートを実施、回答いただいたデータを集計し、概要をまとめました。(※アンケートに協力いただいたキャンプ場には別途詳細レポートと更なる分析用生データを共有させていただきます)
■調査概要
- 目的:全国キャンプ場の求人ならびに人材確保の状況把握ほか
- 実施期間:5月6日〜5月22日(約2週間)
- 対象:全国のキャンプ場(公設および民間のキャンプ場)
- 配布先:約900カ所(メルマガ:「JACビジネスレポート」へ登録のキャンプ場)
- 回答方法:Webフォームによるインターネット回答
- 回答率:約14%
◾️人手不足の深刻度合い
深刻度合いが特に高い回答だったのは北海道、東北、東海エリア。一方、西日本エリアでは半数以上が十分に足りているという回答。
◾️特に人手不足が深刻な業務内容
北海道、東北、九州エリアでは敷地の伐採や草刈りなどが深刻と、敷地面積が広大な地域に特有の結果に。また関東と東海・近畿・中・四国エリアでは施設清掃が前記項目の回答件数を上回る結果であった。
◾️2023年キャンプ場平均求人募集時給
民間と公設では平均約35円の乖離。関東・東海・九州エリアは平均1,050円前後での募集時給となった。
◾️スタッフキャンプ場の求人方法(複数選択可)
長期雇用(常勤スタッフ)、短期雇用(アルバイト)いづれもハローワークと知人や友人の紹介が多数を占める結果となった。
◾️4月に起きた倒木事故後にキャンプ場として、何らかの対応は行いましたか?(複数回答可)
<倒木事後に関してキャンパーへの影響で感じられた事や言われたこと>
- 8割が事故を知っていた。自分から上を確認する人は皆無。説明して初めて意識する人が大半。
- サイトに着くと、みな 樹木を見上げて確認していた。
- ニュースは見たけど気にしていなかった。
- 影響は感じられない。
- 強風でも、管理されている施設だから大丈夫と思っている利用者が多く感じた。
- 自分達の区画サイトや周辺にある樹木の様子を気にするようになった。
- 倒木の危険性は無いか、客様から確認の電話が有った
- 倒木の事故はキャンパーはよく知っていた
- 敏感になっているキャンパーも見受けられた。
- 敏感にはなっている。
- 木の状態を確認してしている様子が見受けられた。
- 問い合わせがあった。
回答いただいたキャンプ場に「公設・民間別」「各エリア別」に分解したグラフデータと自由記述をまとめた資料を共有後、オンラインで2度目となる結果報告会ならびにキャンプ場どうしの情報交換会を行った。前回に続き複数のキャンプ場に参加いただき、約90分間での短い時間であったが、キャンプ場担当者どうしでお互いによりリアルな質問を投げかけあい数値からは見えない発見に結びつけることがきた。
(日本オートキャンプ協会 事務局)