「キャンピングカー白書2023」概略

「キャンピングカー白書2023」概略

「キャンピングカー白書 2023」を発行が発行された。
以下キャンプ場へのビジネスチャンスの観点からポイントを押えてみた

■キャンピングカー国内販売額と保有台数

キャンピングカーの販売総額は増加傾向にあり、2022年の国内キャンピングカー販売売上合計額が新車・中古車を合計して過去最高の762億円(対前年比120%)。国内販売台数と廃車台数などを調査し、算出した国内キャンピングカーの保有台数は、調査当初から増え続けており、2022年は前年より9,000台増えて145,000台となった。
車中泊をはじめとするアウトドアブームや災害時の活用についての注目もあり、今後、キャンピングカーの国内マーケットはさらなる成長が期待できるとしている(プレスリリースより)。

■キャンピングカーの利用頻度、利用時期、期間

「日常的に利用している」が昨年より1ポイント増加しており、上位2番目の回答となっている。(前回は11ー20回についで3番目だった)21回以上という回答も昨年より2ポイント上昇して、日常使いへ使用頻度が高まっている傾向が全体にみて取れる。
(昨年2022データ)
前回と選択項目(集計手法)が異なるようで一概に比較することは難しいが、5月と10月に約7割がよく出かける月にとして選択している。次いで前年は8月という結果だったが、今回は4月、9月という結果で、夏の猛暑を避け分散化した結果と推察できる。
(昨年2022データ)

■キャンピングカー旅の予算

前回調査の旅1回あたりの平均予算と集計の仕方が異なっているようだが、原油(ガソリン)高、物価高の影響で支出を抑える傾向のようだ。

(昨年2022年データ)

■キャンピングカー選びの傾向

前年と比べて、ハイエースモデルがさらに関心を高めており前回より約5ポイントも増加。軽自動車・カムロード・タウンエースなどはその分をそれぞれ微減となっている。

昨年2022年データ

■宿泊場所

前年と比較するとキャンプ場利用が2ポイント減っている。他の施設がいずれも微増となる中、昨今のキャンプ人気でキャンプ場は予約がとりずらくなっているなどの要因が考えられそうだ。

購入のきっかけに「キャンプ」を選択するユーザーも減少傾向にあり、相関関係も薄れているようである。
(昨年2022年データ)

一方でユーザーとのコミュニケーションに約4割がSNSを活用しており、見習うべきところもあるだろう。

※グラフ引用はすべて『キャンピングカー白書2023』より


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