キャンプ場アンケートサイト料金以外の収入状況
全国の公設/民間オートキャンプ場のサイト料金以外からの収入で、利用者から得ている収入の近年の状況についてアンケートを行った結果をまとめてみました。
調査概要
- 目的：全国キャンプ場のサイト収入以外で利用者から得ている収入の近年の傾向把握
- 実施期間：９月１日〜９月16日（約２週間）
- 対象：全国のキャンプ場（公設および民間のキャンプ場）
- 配布先：約900カ所（メルマガ：「JACビジネスレポート」へ登録のキャンプ場）
- 回答方法：Webフォームによるインターネット回答
- 回答率：約15％
■項目別：サイト収入以外で【利用者】から得ている収入の近年の傾向
「駐車料金」に関して「増えている」が「減っている」を大きく上回る結果に。約7割が徴収していないと回答。
「ごみ処理」での収入が「減っている」の回答はわずかに。「増えている」はゴミそのものも増えているとも見て取れる。
コロナの影響か飲食店収入は増えているという回答は極少。レンタル品も「減っている」「変化なし」が「増えている」を大きく上回る結果に。
物品の販売では約3割が「増えている」と回答。品揃えや展示方法で大きく分かれる結果と推察できる。
アクティビティでは約7割が無料や運営していないという回答結果に。
■サイト収入以外で【利用者】から得ている収入合算の全体にしめる割合
約4割のキャンプ場でサイト料収入が90％以上を占めるという結果に。他方、23％（約4分の１）のキャンプ場は収入の２割以上をサイト料金以外から得ていると回答。12％に至っては４割以上の収入はサイト料金以外という結果も。
■今後、サイト料金以外の収入拡大で最もちからを入れたいもの
アクティビティと物販の回答が群を抜いた結果に。ハロィンやクリスマスなど秋冬はデコレーションやイベント企画など盛り上げやすいところで消費喚起を図ってみてはいかがだろうか。
回答いただいたキャンプ場にはより民間／公設別、地方区分別の詳細な分析レポートを共有させて頂いていいます。実績をあげているキャンプ場の行動やデータを参考に他のキャンプ場にも追随していただき、業界全体の業績の底上げに繋がることを期待したい。
（日本オートキャンプ協会 事務局）