オートキャンプ参加人口再び上昇へ
〜「オートキャンプ白書2022」発売のお知らせ〜
オートキャンプ白書 2022
-新規キャンプ場ぞくぞくオープン-
日本オートキャンプ協会(東京都新宿区、会長:明瀬一裕)は7月 21 日、国内のキャンプの状況を分析した「オートキャンプ白書 2022―新規キャンプ場ぞくぞくオープン-」を発表した。 キャンのスタートとなるゴールデンウィークは、コロナの影響により、20 年5月は 89.4%が クローズしたのに対し、21 年5月にクローズしたキャンプ場は 15.7%に留まり、平常の営業状況に近づいた。キャンプは「密」が避けられるレジャーとして、20 年に引き続き 21 年も注目され、CMなどを含めて様々なメディアにキャンプシーンが登場した。こうした注目度はユーザー側に留まらず、「事業再構築補助金」では新たな事業としてキャンプが例示されるなど、キャンプは事業とし ても注目された。
こうした中で、2021 年に 1 年間に 1 回以上キャンプをした人の数「オートキャンプ参加人口」 は 750 万人と、コロナ禍により大幅に下がった 2020 年の 610 万人から、23%増と大きく回復 した。
これまで、キャンプは「夏のレジャー」というイメージが強かったが、秋・冬キャンプの人気がさらに高まっており、キャンプは夏のレジャーから、秋・冬のレジャーへと移りつつある。「テント 派」と「キャンピングカー派」を比べたデータでは、これまで秋・冬は「キャンピングカー派」が 「テント派」を上回っていたのに対し、2021 年は冬場でも「テント派」が「キャンピングカー派」を 上回る月も出るなど秋・冬キャンプの盛り上がりが見られる。
キャンプ熱の高まりは、年間のキャンプの数にも表れており、1 年間にキャンプに行った平 均回数は 4.9 回と 2020 年の 4.6 回を 0.3 回上回り、泊数も 6.2 泊と 2020 年の 6.1 泊から 0.1 泊伸びている。キャンプの回数、泊数が伸びたことでキャンプ場の稼働率(営業日ベース)は 20.4%と過去 最高の値となった。