IFCC”実体験型”の初心者向けキャンプ教室開催レポート

”実体験型”の初心者向けキャンプ教室開催レポート

5月28日〜29日に埼玉県のリバーパーク上長瀞オートキャンプ場にて、初心者家族のキャンプデビューを支援するため、1泊2日のキャンプ教室を開催しました。

<当キャンプ教室のコンセプト>

昨今のアウトドア人気から、ファミリー層を中心にオートキャンプへの関心が高まっていますので、「キャンプはやってみたいけれど、自分達で始めるのはちょっと不安」という人はたくさんいると思います。一方で、テントの設営に苦戦するなど、初めてのキャンプが楽しくないと、二度と行きたくなくなる方も多いのでないでしょうか。

『楽しいはずのキャンプを、楽しく終え、その後は自立して次のキャンプに行けるようになって欲しい!』

そんな想いを大切に、初めてのキャンプをインストラクターとともに過ごし、テント設営から撤収に至るまで、野外料理の素晴らしさを知り、いろいろな道具の種類や使い方を学びながら、キャンプの楽しさを体験の中で感じ取ってもらう、まさに”実体験型”をコンセプトにしています。

※IFCCでは2002年の第1回から年1~2回のペースで開催し、今回は24回目となります。この20年間で担当するインストラクターは変わっても、このコンセプトやノウハウは受け継がれています。

<参加状況>

  • 受講家族・・・6家族(22人;内子供11人)
  • インストラクター・・・5人

※情宣は所属クラブであるIFCCのホームページにて4月初旬に公開し、募集を行いました。(JACやJAC関東のホームページでも情宣のご協力をいただきました。)

<実施内容:全体スケジュール>

スケジュールは以下の通りですが、インストラクター1人が1~2家族を担当、隣のサイトに陣取り、サポートします。また各インストラクターはそれぞれ講義パートを持ち、順に説明を行いました。

◆1日目

  • 09:00  インストラクターミーティング
  • 09:30  受付準備
  • 10:00  受講者受付開始(順次設営・昼食)
  • 13:00  開講の挨拶/自己紹介
  • 13:15  総論(安全・マナー・ルール)
  • 13:30  各パート講義(テント・寝袋・マット/ランタン・バーナー・燃料等)/火起こし
  •  キャンプ道具その他/簡単料理
  • 15:00  フリータイム
  • 17:00  夕食
  • 20:00  懇親会(コロナ禍を踏まえ、密にならないよう留意)
  • 22:00  消灯

◆2日目

  • 07:00  朝食
  • 08:00  撤収開始
  • 10:00  流しそうめん(炊事棟前集合)
  • 12:00  振り返り/受講者・指導者
  • 12:30  指導者反省会
  • 13:00  解散

<実施内容:工夫した点>

受講家族はファミリー層のため、小さいお子さんが少なからず参加しています。
今回も5歳前後の子供が11人いるため、講義中に親御さん達が講義にできるだけ集中できるよう、対策を考えました。

「火起こし」の実技指導の延長として、子供達に焚き火台を囲んでマシュマロ焼きをしてもらうミニイベントを行ったところ大人気となり、その後の講義を親御さん達が安心して受講することができました。(マシュマロ焼きコーナーは、講義を終えたインストラクター複数名で子供達をサポートする体制としました。)

焚き火を囲む子どもたち

<実施内容:流しそうめん>

キャンプ場の方の許可を得て竹藪から大きく育った竹を1本調達し、その場で竹割り、節抜きを行い、全て手作りの流しそうめんイベントを実施。竹割りや節抜きは、受講家族のお父さん達が交代で作業を行いますので、子供達も頑張るお父さんを応援してくれていました。

手作りで完成した流しそうめんは大変好評で、子供達のお腹はポンポコリンに!楽しそうに素麺を食べる受講者の笑顔がとても印象的でした。

<受講者の感想(アンケートより)>

■何が一番有意義でしたか?

  • 初めてのキャンプだったので、キャンプ設営から講義まで全てが有意義でした!インストラクターの方に直接色々質問できたり、ギアをみたりできた事。
  • テントや道具などの説明がとても参考になりました。
  • インストラクターの方におすすめのキャンプ場も聞くことができ、有意義な時間が過ごせました。

■何が一番楽しかったですか?

  • 子供達が仲良くなってくれたこと
  • 子供が楽しそうに遊んでいたところ
  • 自分達でテント撤収や食事作りができたこと。子供達は流しそうめんがとても楽しかったそうです。

最後に、2日目最後の「振り返り」における受講者コメントでは、各受講者とも「またキャンプに行きたい」「これからキャンプにハマりそうです」といった、次のキャンプに関する前向きがコメントが多く聞かれたことを付記し、このレポートを終えたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


(報告)
IFCC(インターナショナル・ファミリーキャンピングクラブ)
会長 緒方篤朗