夏休み営業状況に関するアンケートを全国キャンプ場に実施、回答いただいたデータを集計し、概要をまとめました。
(※アンケートに協力いただいたキャンプ場には別途詳細レポートと更なる分析用生データを共有させていただきます)
調査概要
- 目的:全国キャンプ場の夏休み期間中の営業状況、及びコロナ感染症対策の状況を把握
- 実施期間:8月5日〜8月22日(約2週間)
- 対象:全国のキャンプ場(公設および民間のキャンプ場)
- 配布先:約900カ所(メルマガ:「JACビジネスレポート」へ登録のキャンプ場)
- 回答方法:Webフォームによるインターネット回答
- 回答率:約15%
キャンプ場業績比較 対前年(コロナ禍)、対一昨年(コロナ前)
3ヶ月前のGW期間における営業状況調査と比較した場合、全体として対前年・対一昨年ともに100%を超えるキャンプ場の割合は上半期見込み・夏休み来場者実績・向こう3ヶ月予約状況いずれも縮小傾向となった。7月下旬から変異株の流行による緊急事態宣言地域の拡大も影響していると見られ、この先も楽観視できない状況になっている。
2021年上半期(4月1日〜9月31日)収入見込み
2021年夏休み期間中の来場人数実績(7月16日〜8月20日)
2021年夏休み以降(8月15日〜11月31日)予約状況
エリア別デジタル化、新サービス普及状況(抜粋)
エリア別 Wifi導入状況
エリア別 クレジットカード決済導入状況
エリア別 ソロキャンプ専用プラン導入
エリア別 ワーケーションプラン(長期滞在割引き)導入
キャンプ場デジタル化実施有無による業績比較(抜粋)
対前年上半期収入見込み Wifi導入と未導入キャンプ場の比較
Wifiを導入している方が約15%も対前年より収入を改善しているキャンプ場が多い結果となった。利用者がキャンプ場であっても日常的と変わらないコミュニケーションを求める傾向にあり、そのために多少のアップチャージは許容されているものと推察される。
対前年上半期収入見込み スマホ決済導入と未導入キャンプ場の比較
コロナ感染症対策として非接触が叫ばれる中、スマホ決済を導入したキャンプ場の方が上半期収入状況でよい傾向がみられた。受付や売店販売でPaypayなどのQRコード決済やApplePayなどは利用者からも現金の受け渡しより安心感があり利用しやすいということが推測される。
夏休み期間中、サイト数の他、コロナ対応の営業の方法について
回答いただいたキャンプ場にはより詳細な分析レポート、「利用者の変化」「感染対策」「今後の取り組み」の自由記述をまとめた資料の他、集計に使った生データを共有。今後、各地のキャンプ場でエリアの傾向分析や、コロナ以前より150%以上の実績をあげているキャンプ場の行動やデータを参考に他のキャンプ場にも追随していただき、業界全体の業績の底上げに繋がることを期待したい。
(日本オートキャンプ協会 事務局)