JAC指導者が「アウトドア料理講座」

JAC指導者が自治体主催イベントで「アウトドア料理講座」を開催

茨城県日立市青少年イベント企画部より依頼を受けまして、アウトドア料理教室の講師を務めさせて頂きました。
30分ほどの講義を行い、その後ワークショップを行いました。
受講者は小学生から40代までいらっしゃいました。以下、その報告をさせていただきます。

当日はコロナ感染に配慮しつつ、スタッフさんも含めて和気あいあいとした講座となりました。

【開催概要】

日時: 令和3年3月28日(日)
午前の部10:00〜13:00
午後の部15:00〜18:00
会場: (茨城県日立市) 日立シビックセンター料理室
定員: 各回18名
申込人数: 午前9名/午後8名 
主催:日立市民科学文化財団

【内容】

イベント名:「20代〜30代向けのHOWTOアウトドア~アウトドア料理講座~」

1.座学(30分)
①最近のアウトドアのトレンドについて
②ダッチオーブンの魅力やお手入れ
③アウトドア料理の安全衛生
④火の扱い

2.ワークショップ(約2時間)
・ダッチオーブン料理(野菜たっぷりローストポーク)
・メスティン料理(ヒタチタコメスティン)
・アレンジメニュー(OTA流キューバサンド)


《1.座学

まず最近のアウトドアのトレンド動向やコロナ禍と平行したキャンプブーム「キャンプめし」「そとごはん」「ソロキャンプ」「女子キャンプ」「グランピング」など、キャンプの楽しみ方の多様化について触れました。

それから王道調理器具ダッチオーブンの魅力やお手入れ。シーズニングやプレヒートなどをお話しさせて頂きました。

アウトドアの安全衛生についてはインストラクター的視点から、少し掘り下げたお話しをさせて頂きました。

天候の影響や日照時間、刃物によるケガ、生焼け…外で料理する上でのリスクを説明しました。特に食中毒のO−157に関して。広がり方や潜伏場所、菌の死滅温度を覚えやすい方法でお伝えしました。肉芯温度計が一つあるだけで根拠のあるリスク回避ができる事をお伝えしました。

最後に調理にも用いる「火」についてお話しさせて頂きました。アウトドアの裾野の広まりと共に火の不始末や不適切な焚火などの問題。2月に発生した栃木県の山火事も事例としてあげました。


《2.ワークショップ》

お待ちかねワークショップではダッチオーブンを使った「ローストポーク」メスティンを使った炊き込みご飯。(今回考案した「ヒタチタコメスティン」)そしてローストポークを使った「キューバサンド」を実際に調理。ローストポークは野菜も柔らかく素材の味をみなさん楽しんでいました。

「ヒタチタコメスティン」は日立市のさかな「さくらダコ」にちなんだレシピにしました。茨城といえば「干し芋」も名産なので入れました。

キューバサンドはダッチオーブンのフタを使ってバゲットを焼きました。
(ここが1番盛り上がっていました)

皆さん楽しく美味しく焼けていました!


今回は屋内でのアウトドア料理教室という事で、ダッチオーブンの特性を伝えきれないところもありましたが、ダッチオーブンならではの調理の楽しさを感じていただけたと思います。キャンプビギナーの受講者さんも多かったので次回ありましたらフィールドを想定した講座にしたいと思いました。

ご参加くださった皆様、スタッフ関係者の皆様、ありがとうございました。


■指導者インストラクター:太田篤志(報告者)
https://www.facebook.com/atsushi.ota.31