「竜洋海洋公園オートキャンプ場」運営会社変わる
雑誌の人気キャンプ場ランキングで毎年上位となっている、静岡県の竜洋海洋公園オートキャンプ場の管理会社が今年度から変わることとなった。
同キャンプ場は1999年に当時の竜洋町(現磐田市)によって作られた。その際キャンプ場と隣接する温泉施設「しおさい竜洋」「竜洋昆虫自然観察公園」を運営する会社として、竜洋町、地元の鉄道会社「遠州鉄道」などによって第3セクター方式の竜洋環境創造が作られた。
キャンプ場はオープン当初から、日本オートキャンプ協会のキャンプ場星マーク5つ星の他、品質、環境に対するISOを取得するなど先進的な取り組みを続けてきた。その立地から、東海圏だけでなく、関東からも集客するなど毎年高い人気を誇る。ソフトの他にも、オープン以来常に施設のグレードアップを続け、指定管理者として、コテージを増設するなど積極的にキャンプ場を運営してきた。
全国では第3セクター方式の赤字が問題となる中、同社はキャンプ場の人気などもあり、これまで黒字で運営を行ってきた。黒字のうちに第3セクター方式から、民間企業への運営に移行するために今年度をもって竜洋環境創造は解散することとなった。
次年度からの運営については、キャンプ場と2施設の他、隣接するプールや体育館の運営管理も行うこととなっており、これまでそうした隣接施設を運営してきた「遠鉄アシスト」が、ほとんどのスタッフが継続してキャンプ場の運営を引き継ぐこととなった。
(日本オートキャンプ協会 編集部)