【コールマン速報】ブランド創業120周年を記念した限定モデルを発表
コールマン ジャパンが、来年発売の新製品発表を行った。テーマは「未来を灯そう。」と題し、今年まで謳っていた人と人との心のつながりに加え、自然を大切にする気持ちを持ってもらいたいことを提案する。
2021年はブランド創業120周年という節目でもあり、それを記念した限定モデルが発売される。テーマカラーはランタンの灯火にちなんで「The Red」。オアシステントとスクエアタープがセットになったアイテムやハードクーラーのスチールベルト、ツーバーナーなど合計6アイテムがお披露目された。
シーズンズランタンも登場。今回で16回目を迎え、原点である赤いカラーリングをまとったモデルとなった。グローブの刻印とタンクのシールには“120th”と載っておりスペシャル感が表現されている。シーズンズランタンは前回同様で抽選販売となり、そのほかの限定アイテムはコールマン直営店ならびに取扱店にて発売される。数量限定につき、気になる人は発売日をチェックしておこう。
初のカーサイドテントや新作バーナーが発売
記念アイテムのほかにも、来年の春から発売される新作も紹介。近年、ソロキャンプや車中泊をする人が増えている傾向から、コールマンはファミリーキャンプとBBQ、年中使えるマスターシリーズに加え、手軽にキャンプができる「コンビニエンスキャンプ」とお一人様で楽しめる「ソロキャンプ」というカテゴリーを設けた。
コンビニエンスキャンプの代表作として、車の横もしくは後ろに連結できる「カーサイドテント/3025」が登場。こちらはブランド初となるカーサイドテントで、スクリーンタープをベースとしたデザインを採用。全面をメッシュパネルにでき通気性は良好。リビングとして使用し、眠くなったらクルマの中へ入って寝ることもでき、車中泊ユーザーにピッタリなアイテムだ。
続いて、シェードにインナーテントを吊り下げた「パーティーキャビン/3025」は、タープの代わりにシェードを使ってキャンプをする人が増えている傾向を受けて発表したアイテム。インナーテントを外せばシェード単体で使用することもでき、設営時間はドームテントなどを比べると格段に短くなる。キャンプだけでなく、BBQや野外スポーツでも活躍できそうだ。
ソロキャンプは、ミニマムなアイテムが揃った。注目は人気の焚き火台「ファイヤーディスク」の一番小さいモデル。直径30㎝とコンパクトで、折りたたむと高さは10㎝にもなる。焼き網もセットなので、焚き火だけでなく調理も楽しめる。
さらに、ガスカートリッジを燃料にした「シングルガスストーブ120A」は、8インチのダッチオーブンを置ける耐久性をもつカセットストーブ。OD缶のサイズで高さを2段階に調節でき、バーナーヘッドには風防がついており、風の影響を受けにくいように設計されている。
このほかにも多くの商品が発表され、来年春から順次発売される予定。どんな商品が登場するのか、楽しみにしておいてもらいたい。
キャンプをする際の「心構え」を発信
コールマンが発表したものには、商品だけでなくキャンパーに向けたメッセージもある、それが「グッドキャンパーの心得」。近年のキャンプブームでキャンプ利用者が増える一方で、比例してマナー違反の人も増えており、少人数の違反行為で利用規制やキャンプ場の閉鎖を余儀なくするところが現れてきた。
そんな状況を少しでも改善できるように、コールマン ジャパンではマナーではなく心得(常に持っておくべき考えや思想)を提示することにした。具体的な行動はキャンパーに委ねるとして、おもに10つの項目を設定。「この心得は1回のみならず、今後も継続して発信していきたい」とコールマン ジャパン社長の中里 豊氏は話す。
今後のコールマン ジャパンの動きに目が離せない。
コールマン ジャパン公式ページ
取材・監修:小川 迪裕
フリーランスの編集者・ライター。ファッション、キャンプ、ガジェットが主な得意ジャンルで、最近は野外イベントのディレクションや、雑誌・WEBメディアのキャンプコーディネイトも手がける。編集・ライティングのアシスタントを募集中。問い合わせは公式ページのコンタクトフォームから。
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