2025年1月28日,29日東京で開催
1.講演:JACキャンプ場オンラインアンケートに見る2024年の状況
日本オートキャンプ協会常任理事で、羽鳥湖畔オートキャンプ場の田代嘉宏氏が2024年の春、夏、秋にキャンプ場に向けて行ったオンラインアンケートの結果をもとに2024年のキャンプ場の集客状況や収支の状況を解説。その中から次年度の運営のヒントを探ります。
2. パネルディスカッション①
「先駆者として今をどう捉え、未来をどう予測するのか?」
〇パネラー 有野実苑オートキャンプ場 鈴木章浩氏
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/千葉県、九十九里浜の一部を有する山武市に位置し、都心から60分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを通年お楽しみいただけます。木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、そして各種クラフト体験や季節ごとの収穫体験など様々なイベントを開催しています。現在、付加価値をつけ特徴のあるキャンプサイトの創出や、新しいファミリー向けイベント、地域連携イベント、婚活イベントなどを計画し、キャンプ場の新たな活用の場を提案中。
パネルディスカッションの見どころ:
十分に完成形に見える老舗キャンプ場の有野実苑が、近年また動き始めているという・・・その理由、その思いとは?
〇パネラー 長瀞オートキャンプ場 伊藤文子氏
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/創業からおよそ50年。女性目線で気遣う各設備へのこだわり、同じキャンプ場でありながら8つのタイプの違う区画を楽しめる、川沿いに面した風光明媚なロケーション、に加えて関東圏からのアクセスの良さも特徴。積極的に取り組んでいる事:現在は、ご来場者が過ごす「居心地の良さ」の追求を積極的に取り組んでいる。
パネルディスカッション見どころ:
台風の甚大な被害から見事復活し、女性オーナーならではの視点で大人気のキャンプ場。某アワードで殿堂入りするほどの魅力とは何か?その人気の秘訣に迫ります。
〇パネラー 大子広域公園キャンプ場グリンヴィラ 伊藤久氏
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/キャンプ場紹介:県や町と連携を図り、キャンパーへの魅力発信に注力しています。Mont-bellとオリジナル商品の開発をはじめ、株式会社良品計画の製品を使用したキャビンを展開中。
また、JR企画とのコラボにて、女子キャンプをはじめ町のアクティビティについて魅力を発信するイベントを開催。
パネルディスカッションの見どころ:
公設でありながらイベントを数多く打ち出し、スタッフの熱量には圧倒される・・・そんな積極的なグリンヴィラを長く支えてきた伊藤氏は今、キャンプに何を思っているのか?
パネルディスカッション②
「新規参入キャンプ場と二代目が見据えるキャンプ場の未来とは?」
〇パネラー 那須高原ITAMUROキャンプ場 齋藤剛郎氏(創業4年目)
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/清流が流れる自然環境豊かな場内にオートサイトとソロ専用サイト、ソロキャンプの聖地そしてツリーハウスがある。昔ながらの「不便」だけども「創意工夫」を楽しめるように整備は必要最低限とし、心から自然を感じることができる。クラウドファンディングで造ったソロキャンプの聖地はデュオやグループをNGとした本当の静寂の中、最高のソロキャンプを楽しめる。自然や野営感を大切にしながらも、お湯の出る炊事場、温水洗浄トイレ、貸切風呂にシャワーと設備は充実している。
パネルディスカッションの見どころ:
25年愛された栃木県・那須板室の某キャンプ場を同氏がリノベーション。「古くて新しい」キャンプ場は「ソロキャンプの聖地」として、注目の的となっている。異色の経歴を持つ齋藤氏はなぜここでキャンプ場を始めたのかを紐解いていきます。
〇パネラー リスッコ・ファミリーキャンプ場 森永慧美氏(創業2年目)
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/「日本で唯一」子ども連れ家族専用のキャンプ場。Googleクチコミ4.9 (161件中:2024年11月現在)。現在は自社集客におけるSEO対策、イベントの常時開催、地域事業者との連携・キャンプ+αとして、いちご狩りプランの実施などに積極的に取り組んでいる。
パネルディスカッションの見どころ:
とことんファミリーに特化し、こども連れ家族しか利用できないという思い切ったコンセプトが好評で、話題を集める千葉県・勝浦市のリスッコ。同じ子育て世代のど真ん中にいて、自らもキャンプをされる森永氏だからこそ見えるファミリーとキャンプ場の在り方とは・・・?
〇パネラー キャンプラビット 倉川真吾氏(二代目)
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/1994年7月にオープンして昨年30周年を迎えたキャンプラビット。自然の沢が流れ、季節になると天然の蛍観賞が楽しめる。場内は必要最小限の施設照明しかなく、その分満点の星空下でキャンプを堪能できる。また30分貸切り露天風呂を完備し、家族が十分に入れる浴槽で四季折々の風景を見ながら入浴できる。
パネルディスカッションの見どころ:
豊かな森の中で、小川のせせらぎを聞きながら過ごすような「大人なキャンプ」というイメージが強い栃木県・那須高原のキャンプラビット。建築士でもあるお父様から受け継いで変わらないもの、逆に変えていこうと思っているものは?
〇パネラー 南紀串本リゾート大島 南畑義明氏(二代目)
キャンプ場紹介(クリックすると紹介文&写真が表示されます)
/キャンプ場紹介:関西の老舗キャンプリゾート。視界をさえぎるものがない満天の星と太平洋を望む絶景露天風呂が特徴。関西ではまだ多くない高規格寄りのキャンプ場ながら、厳格なルール運用で玄人キャンパーさんにも長くリピートしてもらえる施設に。2019年にグランピング施設の展開に合わせて貸し切り露天風呂を4室増設し、強みを積極的に伸ばした。
パネルディスカッションの見どころ:
本州最南端の和歌山県・串本にある絶景キャンプ場。早くから世代交代され、先進的な取り組みを多く手掛ける傍ら、現在自ら大学生として観光を学び直しているという異色の経営者。アイデア溢れる同氏から、今日はどんな発言が飛び出るのか?楽しみです。
3.協賛ブース(展示会)
期間中にキャンプ場運営に関わる、用品や情報などの展示会を開催します。キャンプ場の売店で取り扱う製品やキャンプ場運営に役立つソフトなど様々なものを展示し、キャンプ場運営に役立つ提案をさせて頂きます。
4.懇親会
パネルディスカッションや分科会では聞けない、キャンプ場の本音の話を聞いたり、話すことができる貴重な機会。
同じ地域のキャンプ場や、この場でしか会えない他地域の有名キャンプ場まで、同業の人たちと様々なネットワークを作ることができるのもこの懇親会です。
5.分科会
2日目は各テーマに分かれ、それぞれのテーマについて話合います。
分科会①「料金設定」シーズン設定からみる、売れるキャンプ場の戦略
〈料金設定権限者必見講座〉講義型(「聞く」×100%)
売上・利益を改善!レベニューマネジメントを基にしたキャンプ場のシーズン料金設定
- 分科会リーダー PICAリゾート 三浦 義郎 氏
- 分科会リーダー ケニーズ・ファミリー・ビレッジ 川口 泰斗 氏
- 担当理事 Foresters Village Kobitto 鷹野 好男
分科会② ”地域価値を活かした「魅力あるキャンプ場のつくりかた」を考える”
バランス型(「聞く」×60%、「話し合い」×40%)
“それぞれの「らしさ」を深掘りし、「ミライ」をつくるヒントを発見しよう!”
- 分科会リーダー 北軽井沢スウィートグラス 土屋 慶一郎 氏
- 担当理事 ウエストリバーオートキャンプ場 河西 浩司
分科会③ イベントの本質を考える!“キャンプ場の全ての業務がイベントになる。
バランス型(「聞く」×40%、「話し合い」×60%)
イベントを通じてお客様の満足度を上げる方法。その他イベントに関係する様々な課題や問題点を話し合おう。”
- 分科会リーダー キャンプ・アンド・キャビンズ 池上 俊朗 氏
- 担当理事 サンタヒルズ 中村 郁夫
分科会④ オートキャンプよろず研究所
会議交流型(「聞く」×10%、「話し合い」×90%)
キャンプ場でのお悩み何でも解決。3人寄れば文殊の知恵。みんなで課題を研究&解決しよう!
- 分科会リーダー 青川峡キャンピングパーク 柴田 篤 氏
- 担当理事 羽鳥湖畔オートキャンプ場 田代 嘉宏
分科会⑤ 集え!アンダー35歳
会議交流型(「聞く」×10%、「話し合い」×90%)
“35歳以下のキャンプ場関係者が集い、キャンプ場業務・運営のリアルを語り合う。「私はキャンプ場のこの仕事が楽しい!」といったポジティブな意見や、「やりたいことがあるのに、なかなか上司の承認を得られない・・・みんな、そんな場面でどうしてる?」といった悩みetc…。
現場で働く若手メンバー同士がキャンプ場業務の「いま」を共有し、仲間を増やして「未来」に向かってキャンプ場の仕事を楽しくできるよう、話し合いましょう。”
- 分科会リーダー -be-北軽井沢キャンプフィールド 佐久間 亮介氏
- 青川峡キャンピングパーク 吉本 将弓 氏