キャンパーのマナーをキャンプ場にアンケート調査
近年のキャンプ人口の拡大によりキャンパーのルール違反、マナーやモラルに関する問題がメディアなどで取り上げられる中、今回、全国のキャンプ場へマナーやルールについての状況を調査しました。キャンプ場でのトラブルが、どんな場所でどれくらいの頻度で発生し、どういったキャンパーがトラブルを起こしやすいのか。自分の今までのキャンプと照らし合わせてこれからのキャンプの参考にして下さい。
■キャンパーのルール違反 発見や報告、注意の頻度
■キャンパーからキャンプ場へ届くクレーム発生スポットとその頻度
■キャンプ場でのルールおよびマナー違反者の年代とスタイル傾向
■キャンプ場から寄せられた悪質なルール、マナー違反の一例
- 川に炭を捨てる。川でコンロや焚き火台を洗う行為。
- 河川が施設外に隣接しており、河川だけの利用者がキャンプ場設備を勝手に使用することがあり、利用者のテントサイト内を横断する等、キャンプ場利用者でない人のマナーが非常に悪い。
- 大人数のバーべキューのグループが大声を出していると、近隣サイトから苦情が出たため注意したが「逆切れ」された。
- キャンプに来て飲酒を伴って会食。コロナ感染対策上、飲酒は禁止と説明するも、他のキャンプ場では禁止されていなかったと言われる。
- バンガロー利用者がバンガローの裏手にゴミを廃棄。
- ご予約をして頂いたのにも関わらず、受付せず勝手に入場し遊んでいた。「2、3分川の様子を見ていただけだ、何も知らない、お金を取るなんておかしい」などと文句を言われた。
- バンガロー定員が4名までのところへ予約者以外の2名が夕方合流した。規定外につき代表者と話し合い、食事を済ませたら退場すると約束したが、消灯時間を過ぎても騒がしく、注意すると「飲酒運転になるので帰れない」と騒ぎ、肩を押された。仕方なく警察署に連絡すると,代表者が2人を連れて帰った—ふりして、バンガローへ戻って来て寝ていたらしい。翌朝発見した!定員オーバーの上、食べ残し残物や缶瓶が床下に放置されていた。
- 外国人の方のグループが受付を通さず無断で場内に入り勝手にサイトでBBQや音楽をかけ他のお客様に迷惑をかけていた。注意をしたが日本語がわからないなどの難癖をつけそのまま居座ろうとした。
- キャンピングカーで来場、ごみ食材を放置したまま就寝。朝カラス等に荒らされるも、まったく気づかず。
- 焚火台の夜間放置。テントサイトでは芝生が焼けてしまい、コテージではテラスが焦げていた。
- コロナと言うこともあり、防犯上も、キャンプ施設の見学はお断りしてるが、ドライブついでの人が来て、見学を強要する。断ると誹謗中傷の口コミサイトへの書き込みをされた。
- 1区画に対し車1台入場が可能だが、グループで利用の方などは、可能台数より多く入場する事があり、車両通行帯を狭めてしまうことがしばしばある。
- 家族連れの客が場内で立小便し親が子供にも立小便をさせていた。
- 備品やキャビン棟デッキのテーブルを焦がし黙って帰る。
- 燃えるゴミの中に中身が半分程度残ったガス缶が二個投入されていた。ゴミを手で触って確認中発見した。その後も同様の事例が3回あった。
- 一つの袋にビン、缶、ペットボトル、生ゴミ、子どものおむつ、その他のゴミをすべて一緒にして出す事例が増えた。若いファミリー層の一部と若者グループの一部、40~50代の大人だけのグループだと推測される。
- 日本人の名前で申し込まれたが、来場したらアジア系の外人のみで日本語は片言、消灯時間後も騒がしかった。深夜だったが申込者に連絡を取り、強制退場の警告までして事態が収まった。
- 夜に昆虫採集のトラップ(主にカブトムシ用)を仕掛け、外さずに帰ってしまう。日中蜂が集まってしまい、外すまで他のキャンパーの迷惑になっていた。
【調査実施概要】
- 目的:全国オートキャンプ場のルール運用状況の把握とキャンパーマナーの実態調査
- 実施期間:9月下旬〜10月中旬
- 実施対象:全国オートキャンプ場(公営、民間の合計約1,000施設)
- 調査方法:インターネット
- 回収数:136施設
- 調査主体:一般社団法人日本オートキャンプ協会